KDX125SRフレーム・燃料タンク再塗装3
【KDX125SRフレーム・燃料タンク再塗装3】
1週間は乾燥させないと・・・と思っていたのですが流石に真夏(8月)
の暑い盛りです。 炎天下に放置しておいたら3日ほどで完全に硬化した
感じです、鼻を近づけて匂いを嗅いでもまったくシンナー臭さが残ってい
ません、「これなら、組んでも大丈夫じゃないかん?」ということで
一気に車体組みまでしちゃいましょう。
フレームにASSYで外してある前脚・後脚を組んでエンジン乗っけりゃ
完成ってなもんですから・・・
【ステムの組付け】
ステムのレースは古グリスをぬぐい、砂とか噛まないように綺麗にします。
使うグリスは特に特別なものではなくてホームセンターで売っているジャバラのリチウムグリスです。
たっぷりとヌリヌリ、シャフトの方にも錆止めという意味合いでヌリヌリ
シャフトを挿してから回りにベアリングボールを並べていきます。
上からボールを押さえるワッシャー(?)入れて歯車状のナットをフックレンチで締めます
絞めすぎてステムが重くなったらちょっと緩めて動く様に・・・てなトルクで
トップブリッジを入れて、ナットを締め、ハンドルをクランプで着ければ
これで前周り完成。
【エンジン車載&スイングアーム取付け】
エンジンを乗せます、フレームには傷が入らないようにガムテープとか
ウェスを使って養生するといいでしょう。
車体右側にはステーとか出ていて引っ掛かるのでエンジンは左側から入れます。
車体前方向から後ろ方向へ車を車庫入れする要領で旋回させながらすると入る
と思います。
ボルトは3本、錆びているのは磨いてからグリスを塗って組み付けます。
まずは前方の短かい2本を先にいれます。ナットはとりあえず手で回す程度で良いです。
最後の長い1本はスイングアームの軸と兼用なので重さが架かってちょっと大変
それを軽減する為にエンジンを先に保持するのに2本ボルトを通す訳です。
スイングアームが入ったら、リアショック、リンク機構と組みます。
ここまでしたら取り敢えずはサイドスタンドでも自立できる様になってますので
メンテナンススタンドビールケースから降ろしても大丈夫です。
この時もついでなのでリンクのベアリングにグリス塗ったり、シャフトの錆落とし&グリスをぬりぬりしながら組みます。
黒い油を触りながらの作業が続いているので手はこんなです・・・
するってーと当然つかまれたフレームはこんなに汚れる訳で・・・
「ライムグリーンは汚れが目立つなぁ」、どうせ後で洗えば良いけどね
エアークリーナーボックスを着けて、キャブレターを取付け、
スロットルワイヤーなどの取り回しも注意します(でないと戻らないとかあるから)。
クラッチワイヤーも着けて、テンションを調整
電装系のハーネスをコネクタでプチプチと繋げたらほぼ出来上がりです。
チャンバーもステンレスのはずなのに錆が出ていて、「きたないですね〜」
でも金属地肌そのままの素材であるが所以にワイヤーブラシで磨けばそれだけで
こんなにも綺麗になってしまうんですね〜
あとは乾燥してある燃料タンクを載せキャブに繋ぐ
ラジエターを着けて冷却水を戻す。
シェラウドを着け、サイドカバー、シートを着ければ元通りです。
あまり変化してないみたい?でも・・・
フレームみると綺麗でしょ?
これで錆にも耐えて、長持ちするはずだし、それについでに各部にグリスアップもできたし
組み上げは磨いたり、グリスアップしたりと手間が掛かった分、時間が掛かって4時間位は
必要でした、部品を分類してあったので良いペースで作業できましたけどね(それでもサービスマニュアルは必須)/font>
バラシに3時間、錆落し・塗装で2時間(乾燥含めず)、組上げで4時間 トータル9時間
日曜の午後→週中に塗装→翌週組上げという配分で十分に終える事ができました。
やれた車体もこんな事で手を掛ければ生き返るというものです(バイク屋に依頼したらコスト的に割りに合わないけど綺麗な中古車の方が安いから)。